2017/11/11

部品交換と鈑金修理の違い?5割の人が知らない金額メリット

 
選んだ未来 天国or地獄?

この記事を書いている人 - WRITER -
“自動車業界のすべてを誠実に伝える” BSニュースのサイト構成やライティングを担当している人。大学でプログラミングを専攻し念願のIT企業へ就職したが、紆余曲折を経て今は自動車業界の営業職に就いている。深夜のカップ麺の誘惑に負け続けているため、おなかが出てきているのが最近の悩み。

突然ですがアナタは新しいもの好きですか?

それとも、なにかをずっと大切にするタイプですか?

 

モノでも恋愛でも…きっと人それぞれ個人差が出るトコロだと思いますがw

例えば自動車について考えるのであれば、知ってて損はしないですよ!

 

今回は、事故が起きてしまった際の修理方法についてのお話なのですが、部品を交換するのと、鈑金修理をするのでは金額に結構な差がでることをご存知ですか?

それぞれの作業工程や修理箇所におけるポイントを理解することで、万が一の際にも最良の選択ができると思いますので、そんな知ってるようで知らない部品交換と鈑金修理の違いについてを分かり易くお伝えしていきます。

 

 

1.交換・鈑金修理とは?

青色の車の修理をする女性

自動車修理には大きく分けて2つあります。

  • 部品交換
  • 鈑金修理

部品交換は、一般的に事故等でキズやヘコミが付いてしまった箇所を新品部品へ交換することをいいます。

一方の鈑金修理は、キズやヘコミを修正することでもともとの部品を交換をせずに、そのまま利用することをいいます。

 

2.交換・鈑金修理の作業工程

ハンマーとレンチ

交換・鈑金修理の作業は以下のように行われています。

  1. 前処理
  2. パネルの交換・鈑金
  3. パテ埋め(鈑金時)

この1~3工程を行い、塗装へと作業が進んでいきます。(※詳しくはコチラ↓↓↓)

【鈑金塗装は複雑?女性でも簡単にわかる8つの作業について】

 

2-1.前処理

損傷部分の確認や取り外し、汚れ落としを行います。

損傷している部品を車体から取り外す際に、その部品にひっついている構成部品がある場合には、取り外さないとパネルの鈑金や塗装をする際に上手く出来ない恐れがあります。基本的にはひっついている構成部品を外す作業(= 脱着 )にも工賃が発生します。

 

2-2.パネルの交換・鈑金

パネルを交換する際は、新品部品に色が付いていない場合が多いので、塗装作業が必要になります。

鈑金する場合は、元々の塗装を剥がした後に損傷した箇所を元の形へ戻す作業を行います。

鈑金の方法には「パネルの裏側から叩く」方法と「パネルの表側を引っ張る」方法がありますが、どちらの方法で修理する場合にも塗装がキレイにとれた鉄板の状態になっていなければなりません。

 

2-3.パテ埋め

パネルの鈑金をした場合は、それだけでは完璧に元に戻すのは難しいので、キレイに整えるためにパテを使って調整していきます。

パテを薄く塗り、その部分を研磨していくことで、周りのパネルとの凹凸を無くしていきます。

研磨は研ぎ材を目の粗いものから細かいものへ順に使用して整えていきます。

 

3.修理箇所による作業の違い

車体骨格の切開

車の修理とは、大きく分けて以下の2つの箇所の交換や鈑金の作業を行うことをいいます。

  1. 外板パネル部分
  2. 内板骨格部分

 

3-1.外板パネル部分について

外板パネルとは、車のドアやバンパーやボンネットなど、目に見える部分のことをいいます。“人間で表すならば衣服”といったところでしょうか?

例えば、ドアにキズやヘコミが付いてしまった場合は、そのパネルの交換や鈑金修理を行うことで、元通りに直していく作業になります。

このあとお話する内板骨格部分の作業に比べると、作業内容自体は単純に見えるかもしれませんが、目に見える部分なだけに下手な仕事は出来ません。

交換や鈑金をした後に塗装を実施するのですが、塗装作業を行う職人の腕によって完成度にかなりの差が出てきます。特に、仕上がり具合が素人目で見ても残念な場合がありますので、著しく見積金額が安い場合などは依頼する際に注意が必要です。

 

3-2.内板骨格部分について

内板骨格部分とは、外板パネルに隠れた内側にある自動車を形成する骨格部分のことをいいます。こちらは“人間で表すと背骨”のような重要部分に当たります。

内板骨格部分についても、外板パネルと同じように部品の交換や鈑金修理を行うのですが、①フレーム修正機という大掛かりな機械を使用したり、②部品の交換時に溶接されている部分をカットし新しい部品を溶接し直す作業が必要になります。(曲がったり折れたりした背骨を矯正するイメージ)

 

①フレーム修正機

特に事故の衝撃が大きいと車の骨格が歪んでしまうことがあるので、歪んだ骨格を元に戻すためにフレーム修正機を使用し“ミリ単位”で修正していきます。

②溶接

新品交換のために溶接されている部分をカットする場合には、内板骨格のカット位置が決められているため、カット位置に合わせて正しく切断し、新品部品を溶接し直す必要があります。

 

このようにお話すると、「随分と大掛かりな手術だな。」と感じられるかもしれませんが、内板骨格部分は、普段外板パネルに覆われていることから一般人の目につくことが少ないのが現状です。

そのため修理工場の中には完成度を大して意識せずに、塗装もサッと終わらせるようなところも散見されます。(見えない部分のため要注意です)

 

このように外板パネルと内板骨格で見比べると、使用する設備や見た目の完成度など結構な違いが出てきます。

 

4.交換と鈑金はどちらがお得?

女性が男性をパンチする写真

自動車の修理は損傷箇所や損傷程度によって様々なので、交換と鈑金のどちらがお得とハッキリ断言できないのが正直なところです。

ただし、一般的には鈑金修理を選択された方がお財布に優しいと言われています。(世間の約5割の方はディーラーに修理を出しているので多分知らないと思います)

 

【車の修理費用が半額って本当?鈑金リサイクルパーツ活用方法】

 

4-1.鈑金修理を選択する理由

ドア部分を例に挙げて、部品交換と鈑金修理の違いをご説明してみます。

 

【例:ドアの部品交換、鈑金修理】

■部品交換

部品代7万円+取替費用1.5万円+塗装費用(新品部品は色が塗られていない)1.5万円=10万円

■鈑金修理

鈑金修理:部品代0円+鈑金費用2.5万円+塗装費用(直した部分)1.5万円=4万円

 

ちょっと大げさかもしれませんが、1番のポイントは“部品代”が発生するか否かです。

部品交換は鈑金修理ほど技術を必要としないのですが、部品価格が高額な傾向にあります。

特に近年ではメーカーから販売されている部品の価格が毎年のごとく上昇していることから、車の損傷部位や程度によっては鈑金修理を選択した方が安く済むことが多いのです。(部品価格は特に4月に上がりやすい傾向)

万が一車をぶつけてしまって実費で修理をする場合は、部品交換の方がいいのか修理の方がいいのかを修理工場にしっかりと相談することが大切になります。

 

【1番オススメはどこ?4種類の修理工場メリット・デメリット】 

 

 

まとめ

1.交換・鈑金修理とは?
2.交換・鈑金修理の作業工程
3.修理箇所による作業の違い
4.交換と鈑金はどちらがお得?

 

いかがでしたでしょうか??

さきほど部品交換と鈑金修理ではどちらがお得かというお話をしましたが、保険を使用した場合の修理では“基本的に元通りに復元する”観点から新品交換が当たり前なので誤認しないように注意が必要です。

今回はあくまでも実費の場合は鈑金修理の方がお財布に優しいという話です。

実際に、実費修理と保険修理の場合には請求先(実費はカーオーナーへ請求、保険は損保会社へ請求)が異なるため、見積金額に天と地ほどの差が出ます。

気になるようであれば、「部品交換と鈑金修理でどのくらい見積金額が違うのか?」「実費修理と保険修理でそんなにも見積金額が違うのか?」など質問してみると良いかもしれません。

誠実な修理工場であれば、具体的にどのような点が違うのかを分かり易く教えてくれると思いますよ!!(不誠実なところは利益に直結する部分なので内緒にしてくると思いますがw)

それでは(^^)

 

この記事を書いている人 - WRITER -
“自動車業界のすべてを誠実に伝える” BSニュースのサイト構成やライティングを担当している人。大学でプログラミングを専攻し念願のIT企業へ就職したが、紆余曲折を経て今は自動車業界の営業職に就いている。深夜のカップ麺の誘惑に負け続けているため、おなかが出てきているのが最近の悩み。
 

Copyright© BSニュース , 2017 All Rights Reserved.