2017/11/11

20万円程度の事故修理ならば実費が得?保険修理のポイント

 
気軽に使うと落とし穴?

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“自動車業界のすべてを誠実に伝える” BSニュースのサイト構成やライティングを担当している人。大学でプログラミングを専攻し念願のIT企業へ就職したが、紆余曲折を経て今は自動車業界の営業職に就いている。深夜のカップ麺の誘惑に負け続けているため、おなかが出てきているのが最近の悩み。

「20万円もお金を出すなんてムリムリ。」という気持ちは。。。痛いほどわかります。

ぼくUJも、新車のローン地獄でなかなか貯金ができない若者代表ですからw

でも保険を使ってしまうと、結果的に20万円以上の出費になってしまうという事例もたくさんあるので、知らない人は本当に注意が必要ですよ!

 

事故は不意に起きてしまいますので、万が一に備えてみなさんは損害保険に加入していると思いますが、最近ではその“万が一”の際にも、加入している保険が使いづらくなっている印象を受けます。

 

『事故修理に保険を使う=保険料が上がる』

 

正直、この制度意味わかんないです。なぜ保険料が上がるの?

無事故の場合も保険料をずーーーーーーーーーーーーーーーーっと支払っているんですよ。

個人的見解で言わせてもらえば、損保会社はCMだけは一丁前で不誠実にもほどがあります。ここでは詳しく触れませんが、修理内容にもいちいち口を挟んできますしね。

 

はい、随分取り乱してしまいました、ごめんなさい。。。

文句を言っても世の中をガラッと変えられるほどの力が残念ながら無いので、今回はせめて事故修理の際に損しないように、一般修理にするか保険修理にするかのポイントをお伝えしていけたらなと思います。

 

 

1.一般修理・保険修理とは?

左右で色違いの靴を履いている人

事故が発生した際の修理方法には、『一般修理』『保険修理』の2つの選択肢があります。

1-1.一般修理とは?

実費修理とも言われており、事故に遭った際に保険を使用せずに実費で修理をすることです。リサイクルパーツ(中古)を使用したり、簡易的な補修で済ませたりなど、修理工場へ相談することで、修理金額を抑えることも可能です。

 

【車の修理費用が半額って本当?鈑金リサイクルパーツ活用方法】

 

1-2.保険修理とは?

車両保険に加入している人が事故に遭った際に、保険を使用して修理をすることを指します。基本的には損傷したパーツなどは全て新品に取り換えられます。(相談無くリサイクルパーツが使用されている最悪なケースもあるので要注意です。)

車両保険では、修理費用が全額負担されるとは限らず、保険の契約形態によって自己負担金が設定されている場合もあるので、一度確認してみることをオススメします。

 

【事故車の保険修理の協定とは?グレーな仕組みを100%解説】

 

2.一般修理と保険修理の違い

ピンク色のサンダルを履いた脛毛の生えた女性

一般修理と保険修理の大きな違いは『修理の考え方』だと言われています。

先程も少し触れましたが、一般修理の場合は事故の損傷程度や年式、走行距離などを加味して『修理内容を相談の上、金額を調整』していきます。

例えば、車の年式が古く損傷程度も大きい場合は、無理に修理をせずに新しく買い替えることも選択肢の一つとなりますし、修理金額極力抑えるために、損傷が特にひどい部分だけを直したり、リサイクルパーツを積極的に使用したりすることもあります。

しかし、保険修理の場合は『損害が全て元通りになる』ことが大前提です。特に相手側に損害請求をする場合はその傾向が強く現れます。被害者になった方が「保険修理だけど、僕の車は簡単に直してくれればいいよ。」なんて言うことはありませんよね。

また『ある程度直す』のと『元通りに直す』のでは作業内容や作業時間、部品代も全く変わってきます。そのため修理工場で一般修理と保険修理の見積りを出してもらうと“修理金額が大きく違うこと”がほとんどです。(ちなみに保険修理は、修理工場からすると最高に儲かる仕事です)

 

3.保険を使って修理をするべきか?

悩むスーツの女性

せっかく車両保険に加入しているのだから、“事故の際には保険修理すべき”と考えるている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

もちろんその考えは間違っていないのですが、場合によっては、車両保険を使わずに実費で修理したほうが支払いを安く済ませることが出来るケースもあるので注意が必要です。

保険修理をするかどうかの判断基準は主にこの2点です。

  1. 自己負担金が発生するか?
  2. 修理金額が後々支払う保険料を上回るか?

 

3-1.自己負担金が発生するか?

事故の被害者で過失が全くない場合は関係ない話ですが、そうではない場合、車両保険の契約内容によっては自己負担金が発生する可能性があります。

免責金額といい、自己負担金額が決められている保険契約がこれに該当します。

 

【例:修理金額20万円、免責金額5万円】

この場合、修理金額から免責金額を引いた15万円が保険にて補償されます。つまり5万円は負担しなければならないということです。

 

3-2.修理金額が後々支払う保険料を上回るか?

事故の際に保険を使用すると、次年度に等級が下がり保険料が高くなってしまうのですが、

 

『保険を使う場合に値上げされる保険料』>『修理金額』

 

このような場合は、結果として損をしてしまうことになります。

一般的に修理金額が20万円程度であれば、実費修理を選択した方が出費が少なくなると言われています。修理金額と値上げされる保険料を比較して判断したほうが賢いと思います。

 

【損害保険会社はどこがオススメ?自動車保険選びの共通点は1つ】

 

4.一般修理の人が増えている?

キャンピングカーと南国

最近はみなさんの周りでも、車両保険を使わずに実費修理を選択する人が増えているのではないでしょうか?

その大きな要因としては、保険改訂に伴って車両保険を使用した場合に保険料の値上率が増加したからと言われています。

数年前までは10万円台の修理に車両保険を使用する人がいらっしゃいましたが、最近では先程お話したように、20万円程度であれば実費修理を選択した方が出費が少なくなる時代です。

もちろん損害保険会社や加入プラン、現在の等級にも左右されますので一概には言えませんが、ここからは保険料に密接に関係する等級について一般的な例を紹介してみたいと思います。

 

4-1.【例:等級の推移 保険を使った場合、使わなかった場合】

  1. 保険に加入する(6等級)
  2. 6等級の人が事故を起こしてしまった
  3. 保険を使って修理
  4. 6等級→次年度は3等級になる

自動車保険(車両保険)を契約したばかりの人は、基本的に6等級からスタートします。等級は数字が大きくなるほど良いとされており、保険料の割引率も大きくなります。

この場合、保険を使ったことにより次年度の等級が3等級まで下がってしまいます。元々の6等級に戻るためには、次年度から3年間を無事故で過ごす必要があります。

 

  次年度 2年後 3年後 4年後
6等級(保険使用) 3等級(事故あり) 4等級(事故あり) 5等級(事故あり) 6等級
6等級(保険未使用) 7等級 8等級 9等級 10等級

 

保険を使用した場合は4年後にようやく6等級に戻ります。この期間に支払う保険料が修理金額を越える場合は、結果として損してしまうということです。

このように、気軽に車両保険を使用できなくなってきていることから、実費修理を選択する人が増えてきているのです。

 

 

まとめ

1.一般修理・保険修理とは?
2.保険修理と一般修理の大きな違い
3.保険を使って修理をするべきか?
4.一般修理の人が増えている?

 

いかがでしたでしょうか?

保険を使用するかどうかの判断は、しっかりと計算をしておかないと損をしてしまう可能性がありますので気を付けてくださいね。親切な修理工場では、このようなケースについても一緒に考えてくれますので『保険修理・実費修理の選択』を相談してみるのもオススメです。

また、興味があれば加入している保険の見直しをかけてみてるのも良いのではないでしょうか?保険を使用するか否かの判断はもちろん重要ですが、まずは現契約を見直すことで保険料が意外と安くなることもあるかもしれませんよ!

それでは(^^)

 

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