2017/11/11

車検料金の相場とは?整備工場の利益である検査料をチェック

 
最初に教えてよ!!

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“自動車業界のすべてを誠実に伝える” BSニュースのサイト構成やライティングを担当している人。大学でプログラミングを専攻し念願のIT企業へ就職したが、紆余曲折を経て今は自動車業界の営業職に就いている。深夜のカップ麺の誘惑に負け続けているため、おなかが出てきているのが最近の悩み。

車検のお知らせハガキに記載されている金額の内容を詳しく知っていますか?

車検検査料〇〇円、24ヶ月点検△△円車検代行料××円。。。

こんな感じで記載があった場合は、要注意ですよ!

 

車検という言葉自体は知っていても、実際に何が行われているのかを理解している人は少ないと思います。

そのため、とても残念なことに多くの人は整備工場に本当は支払う必要性のないお金を支払っています。

あまり露骨に言いすぎると整備工場から怒られてしまいそうですが、今回はみなさんが損をしないように車検費用について一つ一つ説明をしていきたいと思います。

 

 

車検費用とは?

車と二人の女性

車検費用とは車検を受ける時に発生する費用のことであり、課税非課税で分類すると以下の2つになります。

 

1-1.車検費用の内訳

 

■検査料(課税)

検査料とは愛車の車検の際に、点検・整備・部品交換などの整備工場の利益になる部分のことを指します。

検査料の特徴としては、各整備工場が自由に価格を設定することができるので、非常にばらつきがあることが挙げられます。

検査料の中身を正確に理解していないと、相場よりも高くついてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

■諸費用(非課税)

諸費用は、自動車を保有している全ての人が国に納めなければならない税金のため、どこで車検を実施しても金額に差異はありません。(※印紙代については指定工場・認証工場で若干の違いがあります。)

ただし、保有している車の重量等によって金額に違いが生じます。

例えば、軽自動車とSUVで諸費用の一つである“重量税”を比較すると、基本的には軽自動車の方がかなり安くなります。自動車の維持費を考えるのならば、チェックしておきたい重要なポイントになります。

 

【【必見】後悔しないために!車の種類と特徴8選(ざっくり)】

 

2.検査料・諸費用について

高級車のヘッドライト

車検費用は検査料・諸費用の合計となりますが、みなさんは検査料と諸費用にどんな項目が存在しているかご存知ですか?

特に検査料は整備工場によって考え方がバラバラのため、見積書への表記方法が様々です。

ここでは代表的に使われている項目を紹介していきますので、是非覚えておいていただきたいと思います。

 

2-1.検査料

 

■車検検査料

車検検査料とは、車検に合格する上で必要な検査を受けるための費用です。具体的には検査項目が20項目設けられており、検査時点で国が定める保安基準に達していれば合格となります。

そのため、次回車検までの安全を保障するものではありません。

 

■法定点検料

通称“24ヶ月点検”と呼ばれるもの。車検検査料とは異なり車検の合否には全く関係ないものですが、このことを正確に理解している人は極めて少ないです。

そのため「車検が近いから」といって愛車を整備工場へ持っていくとほとんどの確率で勝手に実施されます。(※最初から車検検査料の中に含まれている場合もあります)

検査項目は56項目あり、車が安全に走行できるかを点検します。ちなみに法定点検は受けなくても特に罰則はありません。

 

■整備料

車検検査もしくは法定点検はあくまでも『検査・点検』のため、言わば測定したり確認するだけです。そこで不備があった場合の整備費用や部品交換工賃のことを整備料と言います。

例えばオイル漏れが発覚した際の整備や、ワイパーブレードの交換等が挙げられます。

 

■部品代

上記の際に交換が必要になった消耗部品の部品金額のことを指します。

時として大量の消耗部品の交換を勧められるケースも見受けられますが、実際にはまだまだ使える部品まで交換させて儲けようとする整備工場もあるので要注意です!

車検を受ける際に、複数の整備工場で見積比較をするとこのようなケースを避けることができますよ。

 

  • 車検代行料

個人的には“全く意味が分からない不透明な料金”です。

一般的には車検時の申請書類作成等の事務手数料とも言われておりますが。。。まぁ、多分“TAX”みたいなものなのでしょうw

一概には言えませんが、車検代行料を請求するお店は『指定工場よりも未認証の工場(もぐり)や認証工場に多い』と思われます。

 

【整備工場の種類は2つ!車検時アナタはどちらを選びますか?】(※理由はこちら)

尚、車検検査料の中に初めから車検代行料を含んでおり「うちは車検代行料ゼロ円です!」っていう整備工場があるので「なんだか良心的なところだなー!」とみなさん思いがちですが…

それすら“営業テクニックの一つ”だと思ってしまってもいいぐらいですよ。そもそも、ユーザー車検であればタダ(無料)ですからね。

 

2-2.諸費用

 

■自賠責保険

強制保険とも呼ばれており、自動車の持ち主が必ず加入しなければならない対人保険です。車検時に、次回車検満了日よりも保険期間を長く継続させる必要があります。

 

■重量税

自動車の区分や重量に応じて課税されるものであり、車検時だけでなく新車購入時にも納める必要がある税金です。自動車の初度登録年月から13年または18年を超えていると支払金額が大きくなったり、エコカーの場合には減税されるなどの特徴があります。

 

■印紙代

検査・登録手数料のことで、指定工場・認証工場によって若干金額が異なります。ユーザー車検の場合は証紙代も必要になります。

 

3.車検費用の相場はどれくらい?

大きなサングラスをしている女性

実際に車検を受けるとなると、どのぐらい費用が発生するのでしょうか?

僕UJが普段乗っているホンダのFitを例に挙げて金額を確認していきましょう。(※以前ディーラーで見積りを取ったときのことを参考にしています。)

 

3-1.【例】ホンダ Fitの場合

 

  • 自賠責保険⇒25,830円/2年(2017年4月1日以降が契約始期の場合)
  • 重量税  ⇒16,400円
  • 印紙代  ⇒1,700円

諸費用合計は43,930円となりました。

 

続いて検査料は、

  • 車検検査料⇒10,000円
  • 法定点検料⇒25,000円
  • 整備料  ⇒状況に応じて
  • 部品代  ⇒状況に応じて
  • 車検代行料⇒9,000円

検査料合計は整備料と部品代を除いて44,000円となりました。

 

諸費用と検査料の合計は87,930円なので、これに整備料と部品代を足すとざっくり約10万円になりそうです。

みなさんはこの金額を見てどう感じますか?僕UJは「やっぱり高いな~」と思います。(オートバックスで取った見積りは車検検査料の中に法定点検料と車検代行料が含まれており、ディーラーよりも安かった記憶があります。)

検査料は整備工場によって金額が様々なので、やはり何社か見積りを取ってみることをおススメします。また時間にゆとりがあれば、ユーザー車検を受けてみるのもいいのではないでしょうか。

 

【ユーザー車検は費用が安い?要注意のメンテナンス項目は2つ】

 

 

まとめ

1.車検費用とは?
2.検査料・諸費用について
3.車検費用の相場はどれくらい?

 

いかがでしたでしょうか?

車検費用は誰もが安くしたいのが本音ですよね。今回の内容をしっかりと知っていただいた上で、過去の見積書がある場合は一度見返してみてはいかがでしょうか?

また、これまで高額な出費をしていた方は、今後は同じことが無いように整備工場を検討すべきだと思います。

もしも「整備工場が出してきた見積書の見方がわからない。」ってときには、今回の話を思い出してみて下さい。

見積書の内容をきちんと把握すれば整備工場に交渉することもできますし、その際に“明確な回答が返ってこなければ二度と行かない”ような選択も判断できるようになります。

「一般人はどうせ詳しい内容なんて知らないだろう。」と高を括って、不明瞭な車検費用を突き付けてくる整備工場も存在するので、みなさん気を付けてくださいね!

それでは(^^)

 

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