2017/11/11

ディーラーは100%鈑金修理を外注?後悔しないポイント!

 
マージンって知ってる?いや、知らねw

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“自動車業界のすべてを誠実に伝える” BSニュースのサイト構成やライティングを担当している人。大学でプログラミングを専攻し念願のIT企業へ就職したが、紆余曲折を経て今は自動車業界の営業職に就いている。深夜のカップ麺の誘惑に負け続けているため、おなかが出てきているのが最近の悩み。

突然ですが『外注ってご存知ですか?

知らない人は…もしかしたら、大切な愛車が“たらい回し”にあっているかもしれませんよ!

 

どうゆうことかと言いますと、

大切な愛車を持って行った先(車屋さん)が“実はまったく作業をしていない”かもしれないということです。

 

「なんだそれ!!」

 

と思われる方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんね。

実際、僕UJもこの業界に携わるまでは全然知りませんでした。

 

業界の方々からすれば割とナイーブな話なので気分を害されてしまうかもしれませんが、実際の仕組みがどうなっているのか?

今回は、外注の仕組みについて誠実にお伝えしてみたいと思います。

 

 

1.外注とは?

懐に札束をしまう仕草

『外注』とはアウトソーシングや業務委託、外製とも言われており、色々なところで使われている言葉です。

アウトソーシングの定義

アウトソーシング(英語: outsourcing)あるいは外部委託(がいぶいたく)とは、従来は組織内部で行っていた、もしくは新規に必要なビジネスプロセスについて、それを独立した外部組織からサービスとして購入する契約である[1]。対義語は「インソーシング(内製)」。

アウトソーシングには国内・国外の両方が含まれ[2]、後者はオフショアリングとして「企業があるビジネスの機能を選択して国外に移転すること」とされている[3]

類似に業務請負ぎょうむうけおい外注がいちゅう外製がいせい(がいせい)がある。 国立国語研究所の「「外来語」言い換え提案」では「外部委託」と言い換えるように提案されている。

引用:Wikipedia

自動車業界における『外注』とは、車の整備や修理を行う際に、自社では行わず取引のある整備工場や修理工場へ仕事を回すことをいいます。

一般的に整備工場と修理工場は持ちつ持たれつの関係にあり、

 

「整備工場に“鈑金”の依頼が来たら修理工場へ」

「修理工場に“整備”の依頼が来たら整備工場へ」

 

このような感じで、お互いに外注に出しているところが結構多いです。

 

【永久保存版!たった5分でわかる自動車屋さんの種類4選!】

 

ちなみに、ディーラーは整備・修理・自動車販売となんでもやっているイメージがありますが、鈑金・塗装の修理を依頼された場合、自社で修理するための設備や人材を確保していないことが多いため結構な割合で外注をしています。

そのためディーラーへ修理の依頼を行った際は、ディーラーと提携している修理工場が作業を行います。

 

外注の流れ(例:ディーラー)

  1. お客様が車をディーラーに持ち込む
  2. ディーラーが提携修理工場へ車を預ける
  3. 提携修理工場が修理する
  4. 提携修理工場がディーラーへ修理した車を返す
  5. ディーラーからお客様へ納車する

 

自動車整備工場や修理工場は、自社では行うことができない作業をお客様に頼まれた場合でも、基本的には仕事を断ることはありません。

それは外注することによって得られるメリットが工場側に存在するためです。

 

2.外注に出すメリットとは?

腕相撲をする二人の男性

仕事を外注に出すということはどんなメリットがあるのでしょうか?

試しに、僕たち“顧客の立場”と外注元である“車屋の立場”からそれぞれ見ていきましょう。

 

2-1.顧客のメリット

  • 仕上がりに一定の基準値を設けているところが多い
  • クレーム(注文)が通りやすい

 

特にディーラーからの外注では、修理の技術内容について一定の基準値を設けていることが多いです。外注先があまりにもひどい仕事をしてしまうと、ディーラーの評判も落ちてしまいますからね!

そのため、クレーム(注文)が通りやすいのも外注のメリットと言えます。

直接修理工場へ依頼した場合は、はっきりとした技術ミスでないと通らないことや、「なんだか言いづらいな。」ということが起こりますが…

ディーラーへ依頼している場合だと、仕上がりが気に入らない場合やアフターフォローの部分でディーラーに相談できるので、ディーラーと提携修理工場のパワーバランス次第では、ゴリ押しが通ってしまうケースもあるようです。

 

2-2.外注元のメリット

  • 依頼を断ることが少ないので顧客離れが少ない
  • 設備や人材に投資しなくともマージンが貰える

 

顧客離れが少ないことは車屋にとって大きなメリットです。今の時代、自社の顧客を守れなければどんどん工場の経営は難しくなっていきます。

お客様に「なにかあったらあの車屋に持っていけばいい!」と思ってもらえていれば、それだけでメリットが生まれるのです。依頼を断って「じゃあ別の工場に持っていく。」と言われ、もう二度とそのお客様は戻ってこなかった。。。なんてことが多々発生しているので。

 

そしてなんといっても最大のメリットは、皆さんご存知のとおり中間マージンが発生することです。

修理金額の合計が10万円の場合、実は8万円が修理費用で2万円がマージン料っていうやつです。

 

設備への投資は数百万~数千万円といった膨大な費用がかかりますし、作業員の人件費も毎月発生します。設備や人材に投資しなくても、仕事をお客様から承るだけでマージンが入ってくるので、外注元からすると、最高に美味しいお仕事なんです。

 

【BSニュースが修理工場の設備にこだわるたった1つの理由】

 

3.外注先工場と内製化工場の違い

ホンダカーズ仙台北

Honda Cars 仙台北 (引用:https://hondacars-sendaikita.co.jp/dealer/)

3-1.内製化とは?

ところで、みなさんは内製化工場をご存知ですか?

内製化とは、今まで外注先に依頼していた作業を、自社の工場内(ディーラー内の工場)で完結させることを指しています。

ディーラーでは、これまで外注がほとんどでしたが、近年は時代の流れとともに内製化を行うディーラーが少しずつ増えてきています。

内製化のメリットは、施工内容やクオリティーの統一化や顧客の囲い込みが挙げられます。

しかしながら、人材確保が難しかったり、外注時には認めていたクレームに対しても、内製化工場で認めてしまうと再修理費用を全額自腹(ディーラー負担)しなければならないなどのリスクがあります。

 

外注先(修理工場)と内製化(ディーラー)の比較

  外注先(修理工場) 内製化(ディーラー)
経験(年齢) 経験年数20~30年 20代が多い
設備 △~◎(それぞれ)
知識 〇~◎ △~〇
技術 〇~◎ △~〇
価格 比較的安い 割高

 

業界の流れを基に表を作成してみましたが、いかがでしょうか?

ディーラーの内製化工場は設備に関しては最先端ですが、比較的若い人材が多いことから、経験や知識・技術が不足しがちな傾向にあります。

どちらも一長一短ですが、現状の経験や知識・技術のことを優先させるならば“街の修理工場”に軍配が上がることは間違いないです。

修理工場は鈑金・塗装一筋でやってきた職人が多いので、修理の際は専門の修理工場に任せてみても良いのではないでしょうか?

 

4.お店選びの重要性

悔しそうな顔を押しているおじさん

ここまで外注についてお話ししてきましたが、やはり僕たち“顧客側の立場”からすると、外注はあまりしてほしくないのが本音ではないでしょうか?

 

外注をしてほしくない本音とは?

今日まで知らなかった人もいらっしゃったかもしれませんが結局のところは、

 

外注に出される=本来ならばもっと安く済ませれたはずが、中間マージンによって高い金額を支払っている

 

単刀直入に言えば、無駄なお金を支払っているということです。

「少しでも安くしたい!」という思いがあるのであれば、お店選びはやっぱり重要なので、外注しているかどうかをお店の人に直接聞いてみるのもいいですし、工場内の設備を見学させてもらうのも大切だと思います。

 

【事故を起こしても安心!修理工場を選ぶ際の5つのポイント!】

【1番オススメはどこ?4種類の修理工場メリット・デメリット】

 

「ちょっと聞く勇気が…」という方は、インターネットを使ってホームページを覗いてみることもオススメです!

作業例を写真を使って説明していたり、積極的に一般の持ち込みを推奨しているような内容がホームページに載っていれば、外注に出すことはほとんどないですし、修理金額を安くしてもらえるような相談にも乗ってくれるでしょう。

外注にもメリット・デメリットがありますので、工場選びはしっかりと考えてみることが大切だと思います!!

 

 

まとめ

1.外注とは?
2.外注に出すメリットとは?
3.外注先工場と内製化工場の違い
4.お店選びの重要性

 

いかがでしたでしょうか??

外注は、ディーラーや街の整備工場、修理工場などが共存していくためには現状必要なことです。

しかし、やっぱり僕UJは知らないうちに中間マージンが取られるのは勿体無いと思ってしまいます。

車を購入するところ、車検や整備をお願いするところ、万が一事故に遭った場合に頼るところの3つの工場を選んでおくと、それぞれの専門に任せることが出来て、中間マージンが取られることもありません。

“何でも完璧に出来る車屋”に出会えればそれに越したことはありませんが、そのようなところは少ないので、信頼できる工場を専門分野ごとに探してみるのもいいのではないでしょうか!?

それでは(^^)

 

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