2017/11/11

BSニュースが修理工場の設備にこだわるたった1つの理由

 
実は修理工場はラーメン屋だった?

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“自動車業界のすべてを誠実に伝える” BSニュースのサイト構成やライティングを担当している人。大学でプログラミングを専攻し念願のIT企業へ就職したが、紆余曲折を経て今は自動車業界の営業職に就いている。深夜のカップ麺の誘惑に負け続けているため、おなかが出てきているのが最近の悩み。

ラーメン屋さんのこだわりと言えば、やっぱりスープですよね!?

化学調味料不使用、こだわり抜いた素材だけを厳選し、何時間も手間暇かけて煮込んで最高のスープを作っているので、ウチは1杯2,000円で提供します。

 

「いやいや、高いだろwww」

 

こんなお店はまず存在しないですよね。実は、自動車の修理工場でも同じようなことが言えるんです!

修理工場のこだわりと言えば、やはり『仕上がり具合=完成度』に尽きると思いますが、そもそも、みなさんは自動車の修理がどのように行われているかをご存知ですか?

 

【1年間の事故件数なんと50万件!?事故と鈑金塗装の関係性】

【事故を起こしても安心!修理工場を選ぶ際の5つのポイント!】

 

このBSニュースでは、これまでに鈑金塗装についての解説や、修理工場を選ぶ際のポイントをお伝えしてきましたが、今回は“そもそも修理工場とは実際にどのようなところなのか”を修理工場の設備をメインにお話したいと思います。

僕UJが、普段から考えている修理工場における設備の重要性をしっかりとお伝えしますので、是非参考にしてみて下さい!

 

 

1.修理工場とは?

ドライバー

修理工場とは『事故をした車を元通りに修理する工場』のことであり、仕事形態は大きく3つにに分けられます。

 

1-1.修理工場の3つの仕事形態

  • 直受
  • 下請け
  • 保険修理

 

修理工場には、みなさんが直接車を持ち込む『直受』と言われる仕事や、ディーラーなどから依頼される『下請け』の仕事、保険会社から依頼される『保険修理』の仕事があります。

修理工場はこの3つの仕事の中でもどれかに特化していることが多く、3つの仕事を均等にこなしているところは少ないと言われております。

 

1-2.修理工場の3つの仕事形態(見分け方)

みなさんは街で「キズ・ヘコミ直します!」みたいな看板を見たことがあるでしょうか?

主観にはなりますが、このような看板が出ている修理工場は、一般のお客様に対して積極的に営業を行っていることが多いです。

反対に、工業地帯の一角等で看板を出さずに作業している修理工場は、どちらかというと下請けの仕事や保険修理をメインに行っている傾向にあります。

ただし、その工場で必ずしも修理しているとは限りません。損傷の大きい事故であったり、適切な修理をするための設備がない場合は、他の修理工場へ修理依頼をしている場合が多々あります。

整備工場も同様に、鈑金・塗装の受付はするが修理は別工場にお願いしていたりします。これはディーラーからの下請けの仕事と全く同じ仕組みであり、いわば外注です。

 

【ディーラーは100%鈑金修理を外注?後悔しないポイント!】

 

2.修理に必要な設備

ANDEXの塗装ブース

ANDEXの塗装ブース(引用:https://www.andex.co.jp/products/cab-07v/)

事故車を修理するには多くの設備が必要になりますが、その中でも主な設備が以下の7つになります。

 

2-1.塗装ブース

メイン中のメインであり、仕上がりを大きく左右すると言っても過言ではない設備。特に塗装に影響を及ぼすゴミやホコリを遮断したり、ミストを屋外に排気する機能を持つ。

 圧送式塗装ブース や アコーディオン型ブース など機能や価格が様々である。

 

2-2.ミキシングマシーン

自動車の塗色はいくつもの原色塗料を混ぜ合わせて作成しているので塗料セットが必要になる。

塗料セットの缶を開けたままにしておくと塗料が固まってしまうので、それを防ぐために自動で定期的に塗料を固まらないように混ぜる設備を指す。

 

2-3.乾燥機

パテ、サフェーサー塗料などを硬化させるための加熱・乾燥を行う設備。自然乾燥に比べて圧倒的に乾燥時間が早くなるため、作業効率が上がる。

 

2-4.フレーム修正機

大きな事故によって、車体のフレームが損傷してしまった場合に使用する設備。ステップ固定式と呼ばれるものや、ジグ式と呼ばれるものがある。

 

2-5.スタッド溶接機

鈑金が必要なパネル表面にピンやワッシャーを溶接するために使用する設備。

 

2-6.半自動ミグ溶接機

溶接ワイヤーを電極として、主にパネルやフレームの切り継ぎ部分や強度を必要とする部位の溶接を行う設備。

 

2-7.スポット溶接機

重ね合わせたパネルを接着するための設備。パネルを重ね、圧着しつつ電流を流しその抵抗熱で母材を溶かして接合させる。

 

3.修理工場で見て欲しいポイント

虫眼鏡を使うイケメン

みなさんは、実際に車が修理されているところを見たことがありますか?

中には、「本当にきちんと修理してくれているの?」って感じている人もいらっしゃるのではと思います。そんな時は、“修理工場の内部”を見てみることをオススメします。

 

3-1.修理工場の内部 “設備”

修理に使用する設備は、自動車と同じように毎年最新式モデルが発表されています。最先端の技術を搭載した自動車がドンドン登場していることを考えてみれば当然ですよね!

例えば塗料セット一つにしても、 水性塗料 という環境に配慮した最先端の塗料を使用している修理工場もあれば、そうでないところもあります。

衝突安全装置などを搭載した車やハイブリッドカー等にはセンサーが数多くついている為、専用の故障診断機などが必要であり、無い場合は修理自体が不可能になります。

また、足回りの修理やエンジンのオーバーホールを行う際には、国土交通省の認可が必須であり、黄色や青色の看板が掲げてあります。(※無資格は違法行為です)

 

修理工場の内部を見る際の “5つのポイント”

  • 塗装ブースや修正機などの大型設備があるか
  • コンピュータ診断機を持っているか(看板等)
  • 必須資格を証明できるものがあるか(看板等)
  • 作業中の事故車に、最新の車が含まれているか
  • 作業場は整理整頓されているか

 

これらのポイントを押さえて、その修理工場がどれぐらいのレベルの作業を実施できるのかを把握することが大切です。

良質な修理工場はホームページ等に設備紹介をしていたりもするので、みなさんが望む完成度の修理をしてくれるのか、しっかりと確認しておくといいですよ!

 

4.修理工場の設備にこだわるたった1つの理由

黒板の前で授業をする男性教師

ところで、万が一車の修理をしなければならない場合、みなさんは何を気にしますか?

仕上がり?納期?代車?色々思い浮かべると思いますが、やはり共通して考えることは“どのぐらいお金が掛かるのか?”というところではないでしょうか?

 

【部品交換と鈑金修理の違い?5割の人が知らない金額メリット】

 

4-1.最新設備だからといって、修理金額が高くなることはない

実は、これまでお話してきた『2.修理に必要な設備』や『3.修理工場で見て欲しいポイント』が、どのように修理金額に影響するのかをみなさんに知って欲しかったのです。

そして結論を言ってしまえば“最新設備や資格があるからといって、修理金額が高くなることはほとんどない”のです。

 

「おい、まじかよ!」

「それなら最新設備のところの方が絶対にいいじゃないか。」

 

おっしゃる通りです。せっかくお金を出して、しかもその金額が大して変わらないのであれば、完成度が高い方が良いに決まってます。

そして完成度を上げるのであれば、設備が充実しているのに越したことはないのです。

 

4-2.設備や資格にこだわる理由

塗料を例にすると、国産や外資系など様々なメーカーがあり、ぶっちゃけ安いものから高いものまでピンキリなんです。

どのような塗料を使っていたとしても、一般人からすれば“所詮は車に塗られるタダの色”なのですが、修理金額が大きく変わらないならばやっぱり良質な塗料の方がイイですよね。

塗装ブースも最先端ブースの中で塗装してもらうのと、屋外(その辺の空の下)で塗らるのと修理金額に違いが出ないのであれば、しっかりと塗装ブースの中で作業をして欲しいですよね。

更に言えば修理をする上で必要な資格があるのに、その資格を持たずに作業をしている人が実際に存在しているのですが。。。

無資格(場合により違法)の人と有資格者で金額が一緒ならばどちらに作業をお願いするかなんて言うまでもありません。

 

修理工場もラーメン屋も同じ

冒頭のラーメン屋さんの話を思い出してみて下さい。化学調味料不使用、こだわり抜いた素材だけを厳選し、何時間も手間暇かけて煮込んで最高のスープを作っているので、ウチは1杯2,000円で提供します。

こんなところは一般的には存在しないです。ラーメン屋さんだって、完成度MAXのラーメンを1杯700円や800円で提供してくれているはずです。

修理工場も同じです。金額が変わらないのであれば、最新設備を使用したり、正しい知識や資格を持った人に修理をしてもらいたいと思うのは僕UJだけではないはずです。

 

 

まとめ

1.修理工場とは?
2.修理に必要な設備
3.修理工場で見て欲しいポイント
4.修理工場の設備にこだわるたった1つの理由

 

いかがでしたでしょうか?

愛車を修理するような事態はできる限り避けたいのが本音ですが、それでも万が一の際に頼りになる修理工場。そんな修理工場にも、設備の内容や資格の有無などで大きなな違いが出てきます。

もしも修理金額に大きな違いが出るのであれば、仕上がり具合等による費用対効果を考える必要がありますが、最新設備や資格を持っているから修理金額が上がるなんてことはありません。

もちろん修理作業は職人の腕にも左右されるので、「オレ様は腕で設備をカバーできるんだよ。」とジャ〇アンみたいに豪語している修理工場もありますが。。。

それを言うなら、“イイ設備とイイ職人”が揃えば修理の完成度は更に高まるってことですよね!!僕UJならば欲張って、職人だけでなく設備や資格にも力を入れている修理工場を選びますよ!!

それでは(^^)

 

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